Array型は配列を表現する型です。配列とは複数の変数が順番に並んで格納されているオブジェクトのことです。
以下のように宣言することで、Array型の変数を定義することができます。
const array = [] // または const array = new Array()
また、以下のように初期値を代入しておくこともできます。
const array = ['Suzuki', 'Yamada', 'Sato', 'Ito', 'Tanaka', 'Takahashi']
配列の要素の参照には0始まりの数字を使います
const array = ['Suzuki', 'Yamada', 'Sato', 'Ito', 'Tanaka', 'Takahashi'] console.log(array[3]) // Ito
プロパティ
プロパティ | 値 |
---|---|
length | 要素数 |
よく使うメソッド
メソッド | 効果 |
---|---|
indexOf() | 引数で指定した要素を検索して最初に見つかった位置を返す |
forEach() | すべての要素を引数に渡しながら順番にコールバックを呼び返す |
push() | 引数で指定した要素を末尾に追加する |
pop() | 末尾の要素を削除する |
shift() | 先頭の要素を削除する |
unshift() | 引数で指定した要素を先頭に追加する |
includes() | 引数で指定した要素が入っている場合trueを、入っていない場合falseを返す |
join() | 配列のすべての要素を文字列に連結して返す |
filter() | 指定したフィルタリング関数がtrueを返す配列を生成して返す |
sort() | 配列内の要素を並び替える |
map() | 配列内のすべての要素に与えられた関数を呼び出しその結果を格納した新しい配列を生成します |
※注意
上記ドキュメントの、変更メソッドはメソッドを実行した配列自体変更されます。(破壊的メソッド)
対してアクセスメソッドは配列の内容は変わらずに戻り値として新しい配列を生成して返します。(非破壊的メソッド)
演習問題
問題1.
コマンドライン引数を受け取るためのprocess.argvはArray型の変数です。process.argvの内容をすべて表示してください。ただし引数は何個になってもすべて表示されるものとします。
実行関数
node main.js A B C D E F G
問題2.
文字列のインスタンスメソッドsplit()を使用し、1つ目のコマンドライン引数を配列に変換し、2つ目のコマンドライン引数が含まれているものだけ表示してください。ただし大文字小文字の区別はせずにすべて表示してください。
実行関数
node main.js Suzuki,Yamada,Sato,Ito,Tanaka,Takahashi,Ando a
問題3.
文字列のインスタンスメソッドsplit()を使用し、1つ目のコマンドライン引数を配列に変換し、すべての要素に"Mr."を追加し、それをカンマ+スペース区切り(", ")で表示してください。
実行関数
node main.js Suzuki,Yamada,Sato,Ito,Tanaka,Takahashi,Ando