変数とは
変数とは「変わる値」のことです。「値の入れ物」と表現することもあります。 いろんな値をいれることができるのが「変数」です。
変数の宣言
ほとんどのプログラミング言語では、変数を使うときに宣言をしないといけません。 宣言をしていないで使おうとすると、プログラミング実行をするときに「そんな変数しらないよ!」と怒られてしまいます。
JavaScriptでの変数の宣言は
let 変数名
と書きます。最初から何かしらの値を入れておきたい場合は、
let 変数名 = 初期値
と書くこともできます。
前述したように、変数は「変わる数」なので、後から変更できることができます。変更する際には、変数名の後に = をつけて値を入れます。これを代入といいます。
変数名 = 新しい値
それでは、以下のプログラムがどう動くか想像してみてください。
let number = 5 console.log(number) number = 10 console.log(number)
順に見ていきます。
let number = 5 // 変数の宣言 console.log(number)
まず、numberという変数が宣言され、初期値として5が代入されました。 これをconsole.log(number)で出力するので、5 と表示されます。
次に
number = 10 // 変数に新しい値を代入する console.log(number)
ここでは、numberという変数に新しい値 10 が代入されます。変数は変わることができる数字なので、numberは10に変わり、console.log(number)では10が表示されます。
では、実際に、以下のプログラムをコピペして、実行してみてください。
let number = 5 console.log(number) number = 10 console.log(number)
※ 変数の宣言はvarと書くこともできます。varの宣言にはスコープという概念が存在せず不具合を生みやすいので、アカデミーではletで統一していくことにします。
定数とは
定数とは、定まった数のことです。変数と違い値を入れ替えること(代入)ができません。
定数の宣言は以下のように const をつけて記載します
const PI = 3.141592
定数は値を入れ替えることができないので、必ず初期値が必要です。
試しに、以下のプログラムを実行してください。
const number = 10 number = 4 console.log(number)
このプログラムはエラーになります。定数は値を入れ替えることができないからです。